ドイツクリスマスマーケットという催しがあります。 ぼくはそんなイベント自体まったく知りませんでした。
なので、その話題になると、あちらこちらで、
「オススメだよ」
「行くべき」
「noboruくんは絶対好きだよ」
「行ったことないの?」
「ていうか何で知らんの!?」
などなど、さんざんいわれまくりました。
ぐぬぬう。 わかりましたよ、行けばいいんでしょう、行けば。
ということで、冷え込む真冬の空のした、てくりてくりと大阪スカイビルまで足を運んでまいりました。
祭りが来た!
ドイツのお祭りといえば、ぼくが真っ先に浮かぶのは、ビールの祭典オクトーバーフェスト。 そういえばここスカイビルでは、オクトーバーフェストも開催されていましたっけね。 ぼくは今年、2回もオクトーバーフェストに行ってしまいました。 そのどちらも神戸だったのですが、昼間っから酒を煽る背徳感、たまらんですね。 プロースト。
旅ブログを銘打っておきながら、一度も海外に行ったことのないわたくし。 それどころか、飛行機乗ったのだって、二年前に出張で仙台、ですからね。 本当に旅ブログを続けていいのか怪しいところでございますが。 なので、ドイツに関する知識なんて、オクトーバーフェストか水曜どうでしょうくらいのレベルしか持ち合わせておりません。 ドイツがキリスト教国ってことすらわすれかけてました。 一応両親クリスチャンなんですけどねぇ。 嗚呼ビールの国ドイツ。
閑話休題。
ドイツクリスマスマーケット大阪2012の会場は、梅田の繁華街からちょっとはずれにある、新梅田シティ。梅田スカイビルの足元です。 ぜんっぜん知らなかったのですが、このドイツクリスマスマーケット大阪、なんと梅田スカイビルが落成した1993年からの開催だそう。 なので、今年は20回目、来年で20周年になるそうです。物事に歴史あり。
マーケット会場へ
新梅田シティは、ヨドバシカメラ梅田から西へ300m、さらに地下道を250mほど、ちょっと距離があります。 梅田のランドマークではあるのですが、普段はなかなか行きづらい場所です。 長い長い地下道を抜け、そこにみえたのは……。
街中にあらわれた遊園地
メリーゴーランド!!
機関車!!
こんな街中、しかも期間限定なのに、メリーゴーランドを用意するとか驚きです。こんだけ大きな催しを20年前からやっていたんですね。 どうして子どものころに連れて行ってくれなかったマイマザー。
自分が今年で31歳独身男性ということを忘れ、とりあえずメリーゴーランドへ。
やだ、意外と速いじゃない……。 途中で高速回転しているのは、係員をしていたドイツ人(?)が乗っていたカゴをおもいっきり回しやがったからです。あんにゃろう……。
ささやかなヨーロッパの旅
くるくる世界の回転に酔ったわたくし、今度は物販を物色です。 ソーセージやチュロスのようなものからクリスマス用オーナメントまで、実にいろんなものが売られています。
わお。
わあお。
きゅーと。
ペンギン。
かめ。
会場内にはいくつものヒュッテ(小屋)が設営されています。 そこで、おみやげ用の雑貨や食べ物、飲み物、クリスマスのオーナメントなどが売られています。
ヒュッテの中をのぞきこむと、ヨーロッパの商店さながらのおもむきを味わえます。 ひよこ電球のあたたかい光に照らされた雑貨たちを眺めていると、ここが日本だということを一瞬忘れてしまいます。 まるで、振り返ると、そこが石畳の敷き詰められた街に訪れたような。 まあビジネス街だけど。
おさけもあります
名物は「グリューワイン」だそうなので、それも楽しんでみることに。グリューワインはいわゆるホットワインのことですね。
サンタクロースの生首取ったどー。
この日は極寒を通り越して極寒と言える気温。 どこにいても身体がこわばるような寒さだったのですが、グリューワインのあたたかさと甘さで、すこし身体が柔らかくなったような気がしました。
思ったよりたのしいクリスマスでした
新梅田シティで開催されるクリスマスマーケットなんて、所詮たいしたことないだろう、とたかをくくっておりましたが、ショートトリップ気分を味わえる、それはそれは本格的な内容のイベントでした。 ドイツ好きのみなさん、大阪でささやかなドイツのクリスマスを味わえますよ 来年は、ぜひ大阪にお越しになられてはいかがでしょうか。
さてさて。 みなさま、クリスマスはいかが過ごされましたでしょうか。 本年もあと少しですね。最後まで2012年をていねいにすごしましょう。
メリークリスマス!(もうおわっちゃったけど)*1
*1:ツリーは日本最大級のサイズだそうです