梅酒の品評会に行こう
毎年2月、梅のつぼみがほころぶころ。
大阪市北区にある大阪天満宮にて、「天満天神梅酒大会」という催しが行われています。
日本各地の酒蔵・酒造メーカーが、手塩にかけてつくった梅酒を、一般テイスティング・専門家によるテイスティングによって、「梅酒日本一を決めよう!」というもの。
大勢の人が梅酒に舌鼓をうちながら、どれが自分にとってのベスト梅酒か熟考、投票しています。
この梅酒大会、はてなハイクでも、毎年2月に「天満天神梅酒大会オフ」と称して、みんなでそろって足を運んでおります。
ことしもはてなハイクで声をかけて、トリオ・ザ・ハイカーズで大阪天満宮に足を運びました。
201202天満天神梅酒大会オフ、わくわくしながらのスタートです。
早速心が折れる
くもり空の下、天満宮の門前で合流を待ちます。
この日の最高気温は4℃。
……はぁ!?
前日はさほど寒くなかったのに、よりにもよってこの日は酷寒とあいなりました。
そんな日に限ってマフラーを忘れるわたくし。
くつからも寒さがしみこんでくるような。
そんなベリーベストオブこの冬の寒波みたいな日になぜ集合してしまったのか。
天候ばかりはさすがにどうしようもありません。
雨天中止ならともかく、寒くて中止は聞いたことがない。
ともあれ全員そろったところで、気を取り直し、チケット売り場へ向かいました。
途中、土産コーナーもあったのですが、
すでに完売商品だらけで悲惨な状況。嗚呼……。
さて、チケット売り場はちょうど梅酒試飲会場へならぶ列の目の前。
スタッフの人が待ち時間の書かれたプレートを持っています。
「梅酒 120分 リキュール 30分」
言い忘れておりましたが、この梅酒大会、梅酒部門とは別にリキュール部門も同時開催されています。
梅酒に120分待てるような気温ではない!という判断のもと、迷わずリキュール部門へ向かいます。
ひたすらな行列に耐えること数十分。
尽きそうになる話題をなんとか盛り上げながら、寒空の下につづく行列へ並びました。
そしてようやく。
酒がのめる酒がのめる酒がのめるぞ
リキュール部門の入り口到着、呑むぞー!
品評?もちろんするけど、とりあえず体温上げさせろー!
ということでテントの中に突入した我々。
リキュール部門は梅酒部門と違って多種多様。
いろんな原料のお酒があって品評もかなり難しい。
こじゃれたラベルのお酒などなど。
そんな多種多様なお酒たちを、
きれいなお嬢さんについでもらったりするわけですよ。ぐへへ。
わきあいあいとしたテント内、みなさん想い想いのリキュールをくちに運んでいらっしゃいました。
この中の何本かはぼくもお土産として購入してみたり。てへ。
もちろん、堪能したあとはちゃんと投票用紙に記入です。
仲間たちはどのお酒に投票したのでしょうか。
気に入った酒から各々の趣味・嗜好をはかり知るのもまた一興ですね。
梅酒に向けての作戦タイム
さてさて、リキュールを体に取り込んだものの、体はただただ冷えるばかり。
その日だけ見事に寒波到来、体が芯から冷えるよう。
ブレイクタイムということで、売店のうどんを3人ですすり作戦タイムです。
「……寒いな」
「めちゃくちゃ寒い」
「これ、梅酒もっと並んでるんやろ……」
「うんー……」
「正直無理やな」
「いっそ明日あらためてっていうのは?」
「……マジで言ってるん?いや俺は構わんけど」
「いやー、自分も別に」
「集まるならええけど」
いま出ている案は
- 白旗(諦める)
- 強行突破(あくまで並ぶ)
- 戦略的撤退と再突撃(明日に延期)
の3つ。
「……」
「……明日にするか」
「そうしよう」
「いいか、これは敗北じゃないぞ、戦略的撤退だからな」
「栄誉ある撤退」
「そう、それだ。負けたんじゃないぞ、戦術を練り直すんだからな」
時刻はPM13:00を回ったところ。
こんなもん見せられて今から並んでられるかい!!
そんなこんなで負け犬たちは敗者の弁を口にしながら、近くのカフェーで体をあたためたのでした。
というわけで、オフ会はまさかの二日目に延長。
翌日、梅酒試飲を目指して再チャレンジです。くわっぱ!!