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紀行癖

毎日がオフ会

大阪観光案内・ベタな大阪で行こう!

みなさんは自分が住んでいる街のこと、どの程度知っていますか?
案外自分の住んでる街に何があるか、どこが特徴的か、なんて気づかないものです。
観光ってのは日常的に見られないからこそ観光だと思います。
京都の方々にとって、寺社仏閣や古い町家が日常の一部であるのとおなじで。

ベタな大阪で行こう

昨年末、横浜に住んでいる友人夫婦から、帰省がてら大阪へ遊びに来るというしらせがきました。
「案内する」と答えたぼくでしたが、希望をたずねたところ「ベタなところがいい」との返事。
基本人と行動するときはノープラン(でいつも怒られる)の私。
「ベタなところ」なんて適当にいけばあるだろうと割り切っての案内です。

しかし、ベタ、いわゆるコテコテな大阪つったら……ここしか浮かばない。

新世界、通天閣。
寒い青空の下、昼下がりの通天閣から眼下を望んでから始まる行脚の予定だったのですが。
……いかんせん年の瀬連休の観光地。普段でもそこそこ人はいるのですが、看板を見たら「60分待ち」の文字。

「どうしよう」
「どうする?」
「登ったことある?」
「ある」
「私もある」
「あるんかい」
「ぼくはない」
「えー、登りたいっすかー?」
「う、うーん」
「まあ、いいっすよね?」
「う、うん」

満場一致で行列の通天閣をあとにし、ベタな大阪ツアーは続きます。

エッフェル塔を模したと言われる通天閣、外側から堪能した我々。
次におもむいたのはスマートボール場。
スマートボールというのはピンボールとパチンコを足して2で割ったようなゲーム。
ボールをはじき、数字の書かれた穴に入れるとその数のボールが出てくる、というゲーム。
換金はできませんが景品交換のできるギャンブル。
18歳未満は入場できませんのでご注意、ご注意。

このスマートボール、ぼくは大の苦手……だったはずなのですが。
はじいてみたら、入るわ入るわ。びっくりするくらいボールが入る。
競馬、スロット、パチンコ、さっぱりなのでギャンブルには手を出さなかったぼく。
今年一年も地味に終わって行くんだなぁ、とぼんやり思い年の瀬を迎えたぼく。
……なにもここで一年分の運をはらい戻してもらわなくてもいいんですがねぇ。
この運を菊花賞の時に発揮していればねぇ。
複雑な思いをしつつ、ゲストをほったらかして、ボールがだらだら出るわ出るわのフィーバー状態。
道先案内人がいちばん楽しんでどないすんねんって話です。

ジャンクな大阪グルメ

ひとりだけの出玉ラッシュを楽しんだあと、みんなで食事を取ることになりました。
大阪でベタ。もちろん串カツ。
今回おじゃましたのはすっぽんも食べられる「やまと屋」さん。
串カツはジャンクフードなので、もちろんリーズナブルです。

二度づけ禁止は大阪人のたしなみ。
串カツの食べ方ももちろんレクチャー。

お腹いっぱい串カツとお昼からのビアーを堪能した一行。
つぎのベタな大阪は、道頓堀、グリコのネオン。
腹ごなしをかねつつ、途中でたこやきを買い食いしつつ、新世界から徒歩で向かいました。
さすが大阪の名所ひっかけ橋(戎橋)、この日も観光客やら客引きやら買い物客やらで
ごった返しておりました。

だんだん名所が「チェックポイント」と化してきたところで、ゴールを大阪城として移動再開です。

心斎橋から長堀鶴見緑地線で「大阪ビジネスパーク前」にて下車。
地上に出て少しさまよったところで、照明で闇夜に浮かぶ大阪城が姿をあらわしてきき
きました。

前日まではなかなかの気温だったのに、この日はなぜか酷寒。
しかしせっかくここまで来たのだから……ということで、本丸までゆったり観光ししま
す。
巨大な岩をどうやって運んだのだろう?なんて会話をしつつ、ようやく到着。

なかなかの圧巻。
時間はもう20時を過ぎていたので当然中に入ることはできませんでしたが、なかなかの風情を浮かべる大阪城でございました。

大阪城のライトアップ、間近で見たのは初めてでしたが、闇に浮かぶ白壁が印象的でありました。
観光地的な場所は、地元に住んでいればあまり足を運ばないもの。
たまにはそういった場所へ足を向けるのも、自分の住むところの「色味」を感じることができていいものですね。
なかなか充実した一日でありました。

こんな感じで自分が住む街をあらためて歩いてみることで、よりいっそう、いろんなか
角度で見えてきます。
もし友達が遠方からやってくると言ってきたら、失敗覚悟で「ああ、じゃあ案内する
よ」と船頭を買ってでてみてはいかがでしょうか。